EPOC in CG 2004

その年の旬なCGアニメーションを特集する「Epoc in CG 2004」。
2004年は、なんと言ってもフランスとドイツが目玉。そして、なんとなく湿った世相を皮肉るブラックな笑いがこぼれる、お馬鹿アニメーションをラインアップ。
【上映作品】(5作品1プログラムの上映です)
●Dahucapra Rupidahu[ダウカプラ・リュピダウ]/フランス
○6分47秒/2003年/SUPINFOCOM
○実写と3次元CGビジュアルエフェクトの合成
絶滅寸前の野生種の生態を、こてこてアルプス訛りの猟師オヤジが解説する、超ど級ドキュメンタリー。(字幕)
●Tarzanse[ターザンズ]/ドイツ 
○1分/2003年/Filmakademie Baden Wuerttemberg
○エンピツ画と2次元コンピュータアニメーション
ジャングルで野性に戻ったターザンたちのトホホなお話し。
●1916[1916]/フランス
○8分30秒/2003年/ENSAD Ecole National Superieure des Arts Decoratifs
○手書きアニメーションとコンピュータ編集
1916年 第一世界大戦のフランス北部戦線。白と黒しかない世界。そして今も続く、兵どもの夢の跡は、ゲームじゃない。
●No Limits[なんでもあり]/ドイツ 
○57秒/2004年/Filmakademie Baden Wuerttemberg
○3次元CGアニメーション
暴走スポーツカーの後部で、葉巻の煙にまかれながらも必死に足こぎするこどもたち。プッと噴出す瞬間、目に飛び込むメッセージ。
●La Revolution des crabes[カニたちの革命]/フランス 
○4分50秒/2004年/METRONOMIC
○2次元と3次元CGアニメーション、写真の合成、Flash
横歩きしかできなくて辛酸をなめてきたカニの一大革命の瞬間。前作『Geraldine』を上回ること間違いない。(字幕)
※詳細はこちら。

お馬鹿アニメーションのプログラムということで、こちらも観に行かなければ(笑)。(お馬鹿好き!)ちなみに『No Limits[なんでもあり]』は、今回の広島国際アニメーションフェス国際審査委員特別賞受賞作品。約1分という短い作品なのですが、スピードの緩急、運転席の怖いキャラと後ろのカワイイキャラ等の対比によって、感覚を揺さぶってくれます(笑)。

●以下、カナダアニメーション関連ネタ!