ミコラーシュ・アレシュ

unun2004-10-19

『MONSTER』のアニメからチェコに興味を持つ人が増えると良いなと思い、毎週アニメのあらすじをメモしているのだけど一向にチェコが出てこない・・・。おかしいなぁと思い原作の漫画を久々に読み返していると、チェコが出てくるのは終盤辺りだということが判明。なんかストーリーの半分くらいは、チェコを舞台に繰り広げられているようなな気がしていたので、自分の記憶力の低さに軽く凹んでしまった(笑)。
しょんぼりしつつも漫画を手にしたついでに、前々から気になっていた「『MONSTER』のチェコ編に登場するパペットと、夜想35(ペヨトル工房)に載っているパペット、似ていない?!」という勝手な思い込みを検証してみました。忙しいのになにやっているのだか・・・と思いつつ、それぞれ見比べてみたのですが、どうやら自分の勝手な思い込みでもなさそう。
右上の画像は夜想35のP107に載っている人形(小さくて分りづらいかも)。これと『MONSTER』の15巻の第3章『人形使い』の一コマ目の人形を見比べてみると、歯とか目つきは多少違うのですが、全体の雰囲気や衣装はほとんど同じ!どうやら、浦沢さんは夜想35を参考にした可能性がありそうです。なんとなく気になっていたことが、解決?!したので自分は満足なのですが、だからどうした!と突っ込まれると辛いネタだなぁ・・・。

というわけで、ここから本題!赤塚若樹さんのウェブサイトに『MONSTER』に出てくるエミル・シェーベ(『なまえのないかいぶつ』)と『ミコラーシュ・アレシュ』という画家に関するコラムが書かれていて個人的に気になったのでメモしておきます。

LINK:↓↓↓『MONSTER』好きな方は是非!
●お役に立てればと「どうしてミコラーシュ・アレシュ?」というページをつくる
(『Wakagi Akatsuka's Website』←ここから飛んで下さい。)

自分はチェコに嵌ってから、映画、ポスター、アニメーション、そして絵本等を物色しているのですが、どうしてもチェコの絵本の雰囲気と『MONSTER』に出てくるエミル・シェーベの『なまえのないかいぶつ』が結びつかない・・・。
赤塚若樹さんのウェブサイトにLINKされている『ミコラーシュ・アレシュ』という画家の絵とエミル・シェーベの絵・・・うーん、どうなのでしょう。『ミコラーシュ・アレシュ』という画家の絵に出会えたのは非常に嬉しいし、コラム中の「ヨゼフ・ラダがミコラーシュ・アレシュに影響を受けたらしい」というのは何となくそんな気がしますが・・・
コラム内で書かれている「なまえのないかいぶつ」がミコラーシュ・アレシュを参考に描かれた(かも)という推測?!が本当なら、確かに何を根拠にそういわれているのかちょっと気になります。ちなみに、現時点で自分は関連性を見出すことが出来ていないのですが、何度も見ていると何かしら共通項が発見できるかもしれないので疲れていないときにじっくり見てみようと思います。
エミル・シェーベやミコラーシュ・アレシュのことが気になっている方は是非、上のLINK先をクリックしてみて下さい。そして何かご存知の方は教えてください。

余談:コラムの最後に書かれている、『MONSTER』とシュヴァンクマイエルの『オテサーネク』に共通する物語の中に絵本が登場するしかけについては、全く意識したことがなかったので面白いかも。そういえば確かにそうだなぁ・・・。

赤塚若樹さんのウェブサイト関連:
●ヤン・シュヴァンクマイエルの新作『Sileni』(シーレニー)
シュヴァンクマイエルの新作の情報が気になっている方は
『とりとめなく』の[2004.09.07][2004.08.30][2004.08.28]が詳しいですよ。
(『Wakagi Akatsuka's Website』←ここから飛んでみて下さい。)