東京での展示は27日までです。

●ミュシャ財団秘蔵ミュシャ展
プラハからパリへ 華麗なるアール・ヌーヴォーの誕生
http://www.ntv.co.jp/mucha/index.html

●東 京 展:2005/01/27[木]〜3/27[日]東京都美術館
http://www.tobikan.jp/museum/myusha.html

先週、東京都美術館に行ってきました。噂通り館内は大混雑で、並んでいるだけで疲れてしまうような状態だったのですが、約3時間かけて鑑賞してきました。
館内には、代表的なポスターやリトグラフ、デッサン画や水彩画、油彩画、彫刻、装飾美術、ミュシャ自身が撮影した写真、祖国の為にデザインした紙幣、切手など240点もの作品が展示されていました。一夜にしてミュシャの運命を変えた、巨大な『ジスモンダ』のポスターと、ゆったりとした雰囲気の『ボヘミアの唄』は見たかった作品だったので、立ち止まってじっくり鑑賞してきました。他にも『月と星』をテーマにした暗いトーンの下絵や煙草の巻紙『ジョブ』の宣伝ポスター、ビスケットの箱など自分のイメージの中にない作品に出会えました。あと、プラハに行く予定がある人は、聖ヴィート大聖堂のステンドグラスの下絵も一部展示されているので、実物と下絵を見比べてみるのも面白いかも知れません。
気になりつつもまだ行っていない方は、東京都美術館での展示が明日までなので駆け込んでミュシャが描く人物の目尻や口の微妙な表情へのこだわりを直に堪能してきて下さい。

●巡廻先情報
○東 京 展:2005/01/27[木]〜3/27[日]東京都美術館
○名古屋展:2005/04/27[水]〜5/22[日]松坂屋美術館
○浜 松 展:2005/06/10[金]〜8/28[日]浜松市美術館
○松 江 展:2005/09/16[金]〜11/6[日]島根県立美術館
○大 阪 展:2005/11/19[土]〜2006/1/29[日]サントリーミュージアム[天保山]