修羅場をくぐってました。

更新停滞でご心配をお掛けしました。(誰も心配してないって。汗)
『名称なんかどもでもいい』さんからDVDの発売情報を教えて頂いたので、メモさせて頂きます!

2005年6月22日発売予定
●ジャン=フランソワ・ラギオニ短篇集

ルネ・ラルー、ポール・グリモーらと並んで、フランス・アート・アニメ界に大きな足跡を残したジャン=フランソワ・ラギオニ。切り紙アニメの代表的作家として知られる彼は、2004年には来日して話題となった。'78年に短編「大西洋横断」でカンヌ短編部門グランプリを獲得したほか、その作品は世界中で高い評価を受けている。本作には、彼が最も活躍していた'60年代後半〜'70年代に発表された作品を収録。
●収録作品
・お嬢さんとチェリスト
・ある日突然爆弾が
・大西洋横断
・ノアの箱舟
他、全7作品
(『http://store.yahoo.co.jp/digiconeiga/cobm-5355.html』より)

切り絵アニメーションと言えば、ユーリ・ノルシュテインの作品やルネ・ラルーの『ファンタスティック・プラネット』や、カレル・ゼマンの『クラバート』や『ホンジークとマジェンカ』などが有名なのでしょうか。『ファンタスティック・プラネット』はそうでもないかもしれませんが、切り絵アニメーションはどれも落ち着いた色合いの作品の印象があったのですが、イタリアのジュリオ・ジャニーニ&エマヌエーレ・ルッツァーティの『どうぼうカササギ』や『魔笛』などの切り絵作品を観た時は、色彩はもちろん表情の豊かさに驚かされました。切り絵アニメーションはセルアニメとは異なり、絵柄の自由度が高く、絵の具の色彩や質感、絵筆のタッチなどがそのまま生かせるという特徴があるので、国柄や作家性が出やすいのかもしれません。ロシアやチェコで制作された作品とイタリアの作品が全く異なる印象を受けるのも当然なのでしょう。
さて、ジャン=フランソワ・ラギオニなのですが、まだ作品を観たことがないのでDVD化は本当に嬉しい情報です。フランスが生み出した独特な色彩や奇妙な味わいのあるジャン=フランソワ・ラギオニの作風を早く堪能してみたいものです。