チェコの絵本展。

8月に平塚市美術館で開催予定の『ブラティスラヴァ世界絵本原画展』の第三部でチェコの1920〜30年代の絵本70余冊と、チャペックやラダ、トゥルンカといったチェコ絵本の原画約70点が展示されるようです。最近、アニメーションをアニメーションの枠で観るのではなく、絵本や美術などの他の角度から注目してみるのも面白そうだと思い、チェコのある作家さんについてじみぃに調べたりしています。個人的に興味を持って調べていたのが40年代以降の動きなので、今回の1920〜30年代のチェコの絵本の展示は、いろいろな発見がありそうで今からとても楽しみです。

●世界の絵本がやってきたブラティスラヴァ世界絵本原画展
*特別展示 チャペック・ラダ・トゥルンカ チェコ絵本の黄金時代
会期:2006年8月12日(土)〜2006年10月1日(日)
会場:平塚市美術館
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/

●内容
スロヴァキアの首都、ブラティスラヴァでおこなわれるブラティスラヴァ世界絵本原画展(略称BIB=Biennale of Illustrations Bratislava)は、世界で最大規模の絵本原画展として知られています。同じく世界的な絵本原画展として知られるボローニャ国際絵本原画展が新人作家の登竜門であるのに対し、ブラティスラヴァ国際絵本原画展は各国のベテラン作家たちの作品が一同に展示され、その個性を競うものです。1967年に第一回展が開催されて以来、2年ごと(奇数年)に開かれ2005年展で20回を迎えました。第1回展開催当時は東西冷戦時代における社会主義国と欧米や日本など世界各国の絵本作家たちの交流の場として、また、現在ではアジア、アフリカ諸国も参加する世界規模の展覧会として、高く評価されています。
この展覧会は、第一部としてBIB2005年展受賞作品40点を、第二部として日本人作家による出品作62点を展覧するとともに、約50カ国から出品された各国の様々な絵本を紹介し、多様性に富む絵本の世界を展望いたします。また今回は特別に第三部として、スロヴァキアの隣国、チェコの1920〜30年代の絵本70余冊を紹介、あわせてチャペックやラダ、トゥルンカといったチェコ絵本の黄金時代を画した画家の原画約70点、およびアニメーションを展覧します。近年チェコの絵本とアニメは日本でも静かなブームとなっていますが、この第三部は日本におけるチェコ絵本および画家を体系的に紹介する初の展示です。
(『http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/exhibit/ehon.htm』より)

関連:イジー・トゥルンカ展(※注:過去の展示です)
id:unun:20040509

関連イベント(※開催場所と日時はサイトなどでご確認下さい。):

■ブラティスラヴァ世界絵本原画展
特別展示|チャペック・ラダ・トゥルンカ チェコ絵本の黄金時代
□足利市立美術館|6/24[土]-8/6[日]
□平塚市美術館|8/12[土]-10/1[日]
□静岡アートギャラリー|10/7[土]-11/26[日]
□広島県立美術館|12/5[火]-1/14[日]
□三鷹市美術ギャラリー|1/20[土]-3/11[日]
□小杉放菴記念日光美術館|4/14[土]-5/27[日]
□北九州市立美術館分館|6/2[土]-7/8[日]
□うらわ美術館|7/14[土]-9/2[日]
http://event.yomiuri.co.jp/jaam/shows/s_012.cfm

■チェコ絵本とアニメーションの世界展
□JR京都伊勢丹美術館|8/3[木]-8/27[日]
□北海道帯広美術館|9/8[金]-11/8[水]
□目黒区美術館|2/10[土]-4/8[日]
□刈谷市美術館|4/21[土]〜05/27[日]
□新津美術館|6/2[金]〜7/16[月]

関連リンク:
チェコの絵本の表紙がたくさん見られるショップ
『究極映像研究所』経由