『DOGVILLEドッグヴィル』

unun2004-02-29

『アイズ〜』以降じみぃに二コール好きなのと、不思議な舞台セットが気になる!!『ドッグヴィル』を見たくて収拾がつかなくなったので、前売り(1500円)を買って、準備を整えていたんだけど。。。
日曜の最終の回(料金1000円で見れる回)に見に行くというアフォなことをしてしまった。
シネマライズに行くのは久々だったので、良い席に座れるよう、上映の1時間前くらいに行って並んだんだけど、並んでいる途中で、前の回の上映中の音が聞こえてきたっっ。例のショッキングなクライマックスシーンの音ですー。ちょっとゲンナリ。ほとんど予備知識を付けずに映画館に来ていたのに、余計な予備知識を吸収してしまった。トホホ。。。
席は、1階のまずまずの席を確保できたのだが、スクリーンを見上げる姿勢になってしまうので、実は2階席の方が良かったのでは??と思ってしまった。なにせ、上映時間177分の長丁場なので、見上げる体勢より見下げる方がラクなはず。案の定、序盤、少々眠くなってしまった。(^-^;)
が、話が展開していくと共に目が冴えてきたっっ。というのも、映画の構成が章ごとに分かれていて、あと何章で終わるか分かるし、章の始めに内容が告知されるので、集中力の管理がし易い!!177分の長さをさほど感じることなく作品に集中ができた。(この構成、スロヴァキアのマルティンシュリークの『ガーデン』に似ているなあ。話の内容は全く違うけど。)

見終わった直後、二コール好きなおいらとしては、ラストのある種の報復行為に賛同的だったんだけど。。。
時間が経つにつれて妙な感じに。。。
権力による、非人道的行為を正当化してるよおいら。。。
一時の感情に流されて、加害者の側に回る可能性を自分の中に感じてしまった。。。

妙な気分になる映画だった。