チェコアニメ特集〜ティールロヴァーとトルンカ

unun2004-03-06

ティールロヴァーの短編とトルンカの長編を、都内の映画館で見るラストチャンス??到来!!
前売り3回券(2400円で割安)を2セット購入して見に行った。スケジュールの都合で今日は4本見たんだけど、1日4本は流石にツラかった。実際、終盤は疲れてしまい拷問に近かったが、無理して観る価値はあったと思う。以下簡単に感想のメモ。
ガリク・セコの作品は初めてだったのだけれど、どれも自分好み。『本棚の世界』の本同士が食べあうシーンとか、ヤン・シュヴァンクマイエルっぽくてかなりツボ。
ティールロヴァーの作品は、以前ラピュタ阿佐ヶ谷で『結んだハンカチ』を観たが、体調不十分だったので今回リベンジ。と思っていたんだけど、今回も4本目の最後ということで見事にダウンしてしまった。(^-^;)いい作品のハズなんだけど、疲れているときに見ると中だるみしてしまうみたいだ。ただ、『機関車くん』、『毛糸のお話』、『雪だるま』は疲れを吹っ飛ばすくらいの良作だった。(^-^)
トルンカ作品は、『おじいさんの物々交換』、『おじいさんの砂糖大根』、『金の魚』のセル作品がヨカッタ。特に『おじいさんの〜』は逆わらしべ長者的なストーリーがかなりお気に入り。あと長編『バヤヤ』も。序盤、疲れからウトウトしてしまったんだけど、バヤヤとドラゴンの決闘のシーンあたりから、目が離せなくなった。とにかく風の表現の仕方が物凄く上手くて、マントや旗が細やかに靡くことによって風の存在を感じる。まさに職人技です。
追記:映画館でトルンカの絵本を売っていたので衝動買いした。50年以上前に出版された絵本の邦訳版らしく11の短編が収録されています。中にチェコおとぎばなし、『オテサーネク』も収録されているんだけど、エヴァのバージョンとは全く違い、可愛らしいタッチの絵が描かれています。ちなみに出版社はプチグラパブリッシングです。*2