『シュヴァンクマイエル映画祭2004』トークショ−

第3回トークショー
会場:シアターイメージフォーラム
時間:18:00〜 
ゲスト:しまおまほ(漫画家)+木内昇(spotting編集長)

今週もトークショーに行ってきました。しまおまほさんは7月上旬に自転車からすっころんで両肘を骨折されていたので、トークでは両腕ギブスの姿で登場するのだとうと不謹慎な想像をしていたのですが、骨折はすっかり完治されていました。トークでも骨折の話は全くでず少し残念でした〜(笑)。

(※不確かな部分ばかりなので、無断転写・転載・複製はお控え下さいー。)
木内さんがしまおまほさんに質問を投げかける形でトークは展開されました。
木内さん(以下K)『シュヴァンクマイエル作品との出会いはいつ頃?』
しまおまほさん(以下S)『10年位前、確か高1か高2くらいの時に、知り合いのイラストレーターの土橋とし子さんの家に初めて遊びに行ったとき。おもしろいのがあるよって言われて見せてもらいました。』
K『どの作品?』
S『サッカー?!やるヤツ(男のゲーム)。凄く衝撃的で、初めて遊びに行ったのに、いきなりこれ見せるかな?!って(笑)。その後、美大に入ってから、大学でいろいろ見せて貰ったなかにシュヴァンクマイエルのもありました。あ、これ見た事あるって(笑)。
作品って造る人の環境とか時代背景とかが反映されるものだと思う。シュヴァンクマイエルの作品観るとそういう環境とかがイメージしやすいのが面白い。逆に作品を見ても、造った人の環境とかが想像できないような作品はつまらないと思います。シュヴァンクマイエルや他の作家の表現だけを真似たような作品をつくる学生が当時たくさんいましたが、そういうのはちょっと違うかなと。影響を受けすぎちゃうのでこういう作品を見すぎるのはよくないと思いますよ。(こういう作品を見に来ている客席を見て)あっ、アニメーションとか作っている人はあまり観ない方が・・・』
S『木内さんのシュヴァンクマイエル作品との出会いは?』
K『知り合いにビデオで「ファウスト」を見せてもらったのが初めてです。人形の首がゴロゴロ転がったりと、シュールな表現がばかりで、グロテスクだなぁと思いました。』
S『以前は、グロテスクとかいう直接的ナ表現はヒネリが無くてあまり好きではなかったのですが、最近は「グロテスク」とかいう表現の方が端的で良い気がします。確かにグロテスクですよね。』
(うわー。ここから記憶が断片的でございますー。あー、そいうえば面白エピソードを話していましたよ。)
S『シュヴァンクマイエルと言えば、学生のときに奇妙なことがありました。友達が公衆電話使おうとしたところ、新品のビデオが置いてあるのを発見。そのビデオ、シュヴァンクマイエルのだったんです。なぜ新品ビデオが??しかもシュヴァンクマイエル??。友達はシュヴァンクマイエルのことが好きだったので大喜びしていたのですが、私はなんだか怖かったです。』
(ここから、暫く雑談が続いた後、木内さんがまとめに入ってトークは終了致しました。トークを聴いた人でいろいろ覚えている方、コメント欄より教えてください。)

シュヴァンクマイエル映画祭2004トークショー
関連LINK:@niftyCINEMA【Super Report】[写真有り]
第3回7/31[土]18:00〜 
ゲスト:しまおまほ(漫画家)+木内昇(spotting編集長)
シュバンクマイエルは「悪夢」!? ヤン・シュバンクマイエル映画祭2004

シュヴァンクマイエル映画祭2004】トークショー
BACK(id:unun:20040724#p5)
ゲスト:山村浩二(アニメーション作家)
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ゲスト:赤塚若樹(評論家)+ペトル・ホリー(翻訳家)