『こまねこ』ストリーミング配信開始！！
- 監督：合田経郎
- アニメーター：峰岸裕和
『こまねこ』 を知らない方は、こちらを。
→【短編人形アニメーション「こまねこ」とは・・・。】
『こまねこ』は、シネマライズに『ドッグヴィル』 を観に行ったときに、併映されていた第1話の『こま撮りするネコ。』を観たのが初めてです。シネマライズでは、『こまねこ』 を長編作品と併映で5話完結のシリーズで上映しているようです。現在第3話上映中なのですが、最近シネマライズには行っていないので、第2話以降、観ていなかったのですが・・・なんとストリーミング配信がはじまりました！！ホント嬉しい！！今のところ、第2話までしか鑑賞できないのですが今後、第3話以降も配信される予定です。人形アニメーションが好きな方、お薦めですよ。
『こまねこ』ストリーミング配信中
#1 「こま撮りするネコ。」
#2 「撮影快調…じゃないみたい。」
『こまねこ』の制作は『NHKキャラクター どーもくん』と同じスタッフチームです。個人的に注目しているは、アニメーターの峰岸裕和さん。『こまねこ』公式サイトでは、『日本屈指の名アニメーターで、そして実は世界屈指のアニメーターでもある。』と書かれていますが、大げさな表現ではないのかも。『こまねこ』の動きを観ていると、ちょっとした仕草や表情に釘付けになってしまうんです（笑）。なんかドキドキしてしまう・・・これって？？（笑）。
峰岸裕和さんのことは、『アートアニメーションの素晴しき世界』という本を読んで、岡本忠成さんや川本喜八郎さんの元で働いていたということを知ったのですが、本を読んだ頃は川本作品や岡本作品を観たことがなかったので、いまいちピンときていなかったのですが、この夏の『日本アニメーション映画史』のプログラムに無理して通ったおかげ？？でピンくるようになりました（笑）。
峰岸さんが、岡本さんのエコー社にアシスタントとして働き始めた頃、岡本さんと川本さんが共同で『パペットアニメーショウ』という作品発表を毎年開催していたこともあり、エコー社を使って撮影されていた川本作品と、岡本作品の両方を手伝うことで出来たそうです。多彩な表現の岡本作品と緻密な美を追求するような川本作品を同時期に学べるとは、なんてステキなんでしょうか。
『日本アニメーション映画史』での岡本忠成さんと川本喜八郎さんの上映プログラムには、峰岸さんの名前がホントたくさん出てきました。そういえば、川本さんの『いばら姫またはねむり姫』 はチェコのトルンカスタジオで撮影されたものなのですが、この時峰岸さんはチェコまで呼ばれたそうです。『アートアニメーションの素晴しき世界』によると、峰岸さんの精度の高い表現にチェコのアニメーターがビックリしていたそうですよ。そう言えば、去年完成した連句アニメーション『冬の日』 の川本さんの担当の句にも、峰岸さんはクレジットされていますね。相当、川本さんのお気に入りなんでしょうね。
そんなステキな峰岸さんの今後、そして『こまねこ』の続編が楽しみです。
※補足：峰岸さんのことを詳しく知りたい方は、『アートアニメーションの素晴しき世界』の峰岸裕和さんと川本喜八郎さんのページを読んでみて下さい。
関連LINK：
【短編人形アニメーション『こまねこ』公式サイト】
【短編人形アニメーション「こまねこ」とは・・・。】
【ドワーフ】『どーもくん』と『こまねこ』の生みの親、合田 経郎監督のサイト
【シネマライズ】『こまねこ』が長編と併映されています。
【関心空間：こまねこ】
mymulaさん、気付かなくてごめんなさい。
勝手ながらLINKさせて頂きます（笑）！！
公式サイトの人形（右上）を叩くとこまちゃんが怒るー等の情報もアリ！
内容が凄く濃いです！
【花王『キュキュット』】
このCM誰が造ったのか気になっていたのですが、『sawamurapid0309』さんのところに、峰岸さんがアニメートをしているとの情報が！自分も検索で調べてみたのですが、見つからなかったので、今度『広告批評』のバックナンバーを探して、『今月のCM』から確認してみます〜（←ごめんなさい。多分やりません。）。上のLINKからCMが見れるので、見た事ない人は見てみてくださいね。キュキュット〜♪
【『長嶋さんCMライブラリー』】
ストップモーションアニメーションを峰岸裕和さんが担当しています。
関連情報：
こまねこが登場した、「デジスタ・ビギナーズ」が教育テレビで再放送されます。
9月5日（日）深夜2:00〜3:30日付でいうと9月6日（月）
（短編人形アニメーション『こまねこ』公式サイトより）
峰岸裕和さん関連：
【日本アニメーション映画史】
会場：東京国立近代美術館フィルムセンター
[film] 岡本忠成[3]8/27*15:00〜
[film] 岡本忠成[6]8/27*19:00〜
[film] 川本喜八郎[1]8/28*19:00〜
平日の昼からの上映なのですが、岡本忠成[3]の『水のたね』は劇場でしか味わえない仕掛けがあるので、劇場まで足を運べる方は是非行ってみてください。同プログラム内のNHK「みんなのうた」はどれも見ていて楽しいものばかりですよ。
