『トッポ・ジージョのボタン戦争』

unun2004-09-15

9/4(初日)の中村メイコさんの舞台挨拶の回に行きました。(書くの遅すぎ)トークの方は、メイコさんと市川崑監督の関係、トッポジージョの声を担当するに至った経緯等を楽しく語って下さいました。

関連:トークの様子はこちらを参照してください。
トッポ・ジージョのボタン戦争 初日舞台挨拶
『ミニパラ』より)

メイコさんの語りが旨くて、トークはあっという間に終了。(もっと聞きたかったです。)
トークの後に、本編を鑑賞しました。
とにかく、トッポジージョの動きが滑らかさにビックリ!
綺麗好きなジージョは、映画の中でシャワーも浴びるし、物凄い泡を立てながら歯磨きもします。生活感あふれる生々しさに思わず人形だということを忘れてしまいそうに・・・。
実は、この映画を人形アニメーションだと思って観に行ったのですが、思いっきり違ってました(汗)。観ている間に人形アニメーションではないかもと思いはじめ、コマ撮りの人形アニメーションでは表現が困難なシャワーのシーンで水が途切れることなく出て、ジージョの体から水が滴っているを観て確信しました(笑)。画面も背景が真っ黒なので、黒子が動かしているんだなという結論に。(※補足:広島国際アニメーションフェスティバルでデビュー賞を受賞した細川晋さんの『鬼』という作品は、人形アニメーションなのですが、雨などの水の表現が素晴しかったです。そのうちシャワー等の激しい水の表現も実現させる方が現れるかも。)
あとでパンフレットで確認すると、マリア・ペレゴさんという方が、キャラクター(ジージョ)を創り上げ、人形を生きているかのように動かすテクニックを開発し、自ら動かしているそうです。生き生きとしたジージョの動きと中村メイコさんの声が妙に合っていて、ジージョの日常、赤い風船との出会い、ギャングの事件に巻き込まれるという展開に惹きつけられました。ラストは、なぜだかガリク・セコの『サボテンさん、ちょっと』(チェコ人形アニメーション)の展開を思い起こしてしまいました。(なぜ??29日発売のガリク・セコのDVDを入手したら確認してみようと思います。)

予告編[右下の予告ムービーをクリック!]
『トッポ・ジージョのボタン戦争』より