カルダー恐るべし!!

unun2004-09-26

ブラニフエアラインエキスポBRANIFF AIRLINE EXPO
2004/9/17-10/11/一般:500円
パルコミュージアム渋谷パルコ パート3 / 7F

ブラニフインターナショナル」は、「アレキサンダー・ジラルド」、「エミリオ・プッチ」、「アレキサンダー・カルダー」等、蒼々たるメンバーらがコラボレートしたエアライン。トータルデザインを担当した、アレクサンダー・ジラルドは、『ロゴやユニフォームなど17,523点にも及ぶ関連備品を一新させ、一大センセーショナルを巻き起こした』とのことなので、ブラニフ関連アイテムが多数展示されているのだろうと思い、足を運びました。
機内食等のトレイ、チケットホルダー、メニューカバー、エアラインバッグ、乗務員の制服、極めつけはブラニフの衣装を纏ったバービー人形まで・・・ブラニフのキャッチフレーズの「THE END OF PLAIN PLANE 〜さよなら退屈な飛行機〜」のままに、徹底してデザインされたアイテムが展示されていました。
ちょっと残念だったのは、思ったよりブラニフ関連のアイテムの展示が少なく、ブラニフに関連するジラルドやカルダー、ハーマン・ミラー社の家具を紹介するスペースが幅を取っていたこと。おまけに、ブラニフ空港のラウンジをイメージしたスペースに、イームズのラ・フォンダ(レストラン)のテーブルとかも置いてあったので、ラ・フォンダとブラニフはどういう繋がりなのだろうか??と少々混乱してしまった・・・。(ラ・フォンダの内装全般をジラルドが担当したということで置いてあったのかな???)

まー、見所はいろいろですが、個人的にビックリしたのは、カルダーのペイントがほどこされた飛行機の機体!!もちろん機体を展示できるわけはないので、険しい顔でモックにペイントしているカルダーの写真数点と、機体の模型が展示されてました。
写真で見る限り、機体上部は、凄い迫力!しかも、ブラニフのロゴの替わりに自分の名前、『calder』入り(右上画像下の機体)!これが実際に飛んでいたと想像するだけで鼓動が高まってきましたー。が・・・
ふと、機体の裏側ってどうなっているんだろうと思い、展示してあったミニチュア模型の裏側を覗き込むと・・・×××とか二重丸◎みたいなマーク満載!ちょっと拍子抜けしてしまいました(笑)。かなり険しい顔つきでペイントしているカルダーの写真を横目に、そのギャップに笑ってしまった。恐るべしカルダー、そしてそれを実現させてしまったブラニフはやはり凄いのかも。

関連:
BRANIFF AIRLINE EXPO 会場風景

BRANIFF関連:
Braniff International-Historical Site
BRANIFF AIRLINE EXPO
The History of Braniff International Airways
2003年BRANIFF復活!!

アレキサンダー・ジラルド関連:
The Opulent Eye of Alexander Girarda