横山隆一[2](計69分)

ひょうたんから真っ黒なお化けが生まれるラストの妖しい描写が圧巻の『ひょうたんすずめ』は、劇場公開に踏み切った東宝の希望でシネマスコープ・サイズの長篇になった力作。また動物を主人公にした連作『五万匹』は、作家大岡昇平が音楽を担当したことでも特筆される愛らしいショート・ショート集で、後にテレビでも放映された。全100話の一部を上映する。

ひょうたんすずめ(‘59・55分・35mm・カラー)
五万匹(‘62‐65・各3分30秒[計14分]・16mm[「口鍵」のみ35mm]・白黒)
第29作「かみつきサボテン」、第32作「口鍵」、第46作「雪牛」、第48作「空飛ぶ狐」
日本アニメーション映画史より)