長篇カラー動画の誕生[2]

東映動画のカラー長篇第2作は、檀一雄の新聞連載小説をベースに、戸隠山で忍術を極めた佐助が、山賊とともに悪事をはたらく妖術使い夜叉姫を倒す時代劇アニメーション。映画の大型化の波を受けてシネマスコープ・サイズを導入した本作は、東映の俳優たちを声の出演に起用し、ミュージカルの趣もある作品に仕上がっている。

少年猿飛佐助(‘59・83分・35mm・カラー)
日本アニメーション映画史より)