岡本忠成[5](計70分)
- 7/25[日]13:00*8/6[金]19:00*8/26[木]15:00
- 日本アニメーション映画史
- 東京国立近代美術館フィルムセンター
インドの昔話に材をとった『白い象』は人形の素材に皮を用い、構図にはインド絵画を思わせる美術様式を取り入れた異色作。神沢利子の同名童話を原作とする『ふらいぱんじいさん』は岡本作品としては初めてのクレイ・アニメである。イタコの婆さまときつねの情愛を描いた『おこんじょうるり』は、張り子や泥人形の質感を生かした人形、劇中で歌われる浄瑠璃、長岡輝子による津軽弁の語りなどが渾然一体となった岡本アニメーションの集大成。芸術祭大賞のほか大藤賞やキネマ旬報ベストテン文化映画部門第1位などこの年の各賞を総なめにした。
白い象(‘81・23分・35mm・カラー)
ふらいぱんじいさん(‘81・21分・35mm・カラー)
おこんじょうるり(‘82・26分・35mm・カラー)
(日本アニメーション映画史より)